三都半島ガイドツアー
①三都半島霊場巡り
小豆島八十八ヶ所霊場は、千有余年の昔、弘法大師が生国の讃岐より京の都への途次に立ち寄られて修行、祈念されその御心が、今なお脈々と息づいている祈りの島です。
- ガイド料(必要な方のみ)
- 3,000円/1人
- 徒歩所要時間約4時間
- –
- サイクリング所要時間約2時間
- 2,000円/1人
コース
- スタート 農泊はまひるがお
- 電動自転車 15分 2.4km
徒歩 30分 - 129番 風穴庵(神浦地区)
御本尊 地蔵菩薩。別名富士の風穴と呼ばれ、富士は山の山容を讃えた称号です。古歌にも「涼風の中に寂あり神の庭」とあります。庵の裏側の小さな窪みが風穴であり、その窪みから冷風が吹き出しています。
- 電動自転車 17分 3.0km
徒歩 34分 - 230番 正法寺(吉野地区)
御本尊 大日如来。鄙びた環境のなかにありますが、小豆島霊場の中で最も気の休まる雰囲気と言われています。現在の本堂は、安永二年(1773)に再建されました。
- 電動自転車 10分 1.7km
徒歩 20分 - 331番 誓願寺(二面地区)
御本尊 阿弥陀如来。鐘楼門の奥に大蘇鉄が茂っています。そのご神木は樹暦1千年以上と言われており、大正13年には国指定天然記念物となりました。寺院の創設は、弘仁年間(810~)と言われています。
- 電動自転車 8分 1.4km
徒歩 16分 - 434番 保寿寺庵(室生地区)
御本尊 無量寿如来。前は浜の庵と称していましたが本尊に帰して、現号に改めました。仏像はもともと亀山八幡宮の本地仏で、明治の神仏分離で保寿寺が廃寺になり、ここに小堂を興して祀りました。
- 電動自転車 5分 0.4km
徒歩 10分 - 532番 愛染寺(室生地区)
御本尊 愛染明王。天平年間(729~)開基と言われています。明治26年の火災で文書類を焼失し、太古の縁記は定かではないですが、寺伝によると僧行基の開山と言うらしいです。豪族須佐美氏の居城とも伝えられていますが、遺構は残されていません。
- 電動自転車 35分 6.2km
徒歩 70分 - 628番 薬師寺(蒲野地区)
御本尊 薬師如来。一般には「餅の庵」で知られています。この小さな庵に、大正天皇が立太子の時に立ち寄られました。その時、殿下が讃えた松を「誉の松」と言います。
②三都八景巡り
- ガイド料(必要な方のみ)
- 3,000円/1人
- サイクリング所要時間約2時間
- 2,000円/1人
コース
- スタート 農泊はまひるがお
- 電動自転車 15分 2.7km
- 1釈迦ケ鼻・白浜海岸(しゃかがはな・しらはまかいがん)
三都半島の最南端の海岸からは東讃瀬戸を往き交う大小の船舶がゆっくりと往来し、対岸の八栗山と屋島の眺望は夕景のベストポイントです。また、ゆったりと浜辺の散策もお楽しみできるスポットです。
- 電動自転車 5分 0.8km
- 2地蔵埼灯台(じぞうざき とうだい)
三都半島の最南端に位置し、東瀬戸内海を往き交う船舶の守り神の灯台です。朝日と夕日のベストスポットとしても有名であり、展望台からの眺望は瀬戸百景の中でもベスト3に上げられています。誰しもが一度は行ってみたい絶景ポイントです。
- 電動自転車 20分 2.8km
- 3谷尻広場からの眺望(石彫刻の瀬戸芸作品の場所)
内海湾を背景に遠くに一番・二番札所の碁石山と洞雲山の景色がおすすめです。二十四の瞳の舞台となった岬の分教場がある田の浦半島もすぐそこに見えてきます。また、アート作品を背景にした隠れ写真スポットとしても人気があります。
- 電動自転車 5分 1.1km
- 4花寿波島(はなすわじま)
大小2つの島が寄り添うように浮かぶ美しい無人島です。名前の由来は、「波の上に浮かぶ美しい島」という意味からです。ここは小豆島を代表するスポットで、2つの島の間から朝日が顔を出す光景は、感動間違いなしです。時間、満潮・干潮、そして見る方向が変わるにつれて表情を変える花寿波島。2つの島の間には、小舟が通れるほどの海食洞門があり、時間帯によってもまったく違う光景が見られます。
- 電動自転車 5分 1.2km
- 5蒲野の浜(瀬戸の海と播磨灘)
ここからの眺望は遠くに淡路島の風車と鳴門海峡大橋が遠望できます。海岸から瀬戸内海と播磨灘を東西に行き交う大小の船舶を眺めるのもお薦めです。穏やかな瀬戸の海を眺めながら、ゆっくりとお過ごしいただきたい場所です。また、播磨灘と瀬戸内海から昇る朝日を望める時間帯もおすすめです。
- 電動自転車 20分 3.0km
- 6吉野崎漁港(よしのざきぎょこう)
瀬戸内の島々を背景に西方向へ出た突堤からの風景は瀬戸内夕日百選に選ばれ、特に夕凪・朝凪の穏やかな瀬戸の海は心が安らぐ風景となります。水平線に沈む夕日の写真スポットしてもお薦めの場所ですよ。
- 電動自転車20分 3.0km
- 7風穴庵(第29番霊場 かざあなあん)
三都半島の神浦29番札所から見る神浦湾の風景は小豆島の中でも絶景との評判。遠くに讃岐の山並みを一望でき、特に夕景の美しさは白眉であります。
- 電動自転車 15分 2.4km
- 8権現山皇子神社社叢と海岸(おうじじんじゃしゃそう)
瀬戸内の島々を背景に西方向へ出た小突堤からの景色は吉野崎漁港と同様に瀬戸内夕日百選にも選ばれた夕景のベストポイントです。特に夕凪・朝凪の穏やかな瀬戸の海は心を癒してくれる風景となります。小さな突堤からの夕景は、隠れ写真スポットしてもお薦めです。
③神浦村巡り
ずっと昔、神浦は17軒ぐらいしかありませんでした。それが今のように増えたのは付近でたくさんの魚が獲れたために、主に讃岐の方から人が移住してきて100軒もの集落にふくれあがったからです。地区の人たちは主に漁業と農業を生業とし、権現山の皇子神社を中心に年中行事を盛り立てていました。
- ガイド料(必要な方のみ)
- 無料/1人
- 徒歩所要時間約15分
- –
コース
- スタート 農泊はまひるがお
- 徒歩 1分
- 1権現崎
神浦には権現崎という岬があります。先端の山は権現山と呼ばれており、中腹には可愛らしい狛犬が出迎える皇子権現神社があります。農泊はまひるがおからも近く、海辺を歩きながらの散策におすすめです。
- 徒歩 3分
- 2皇子神社
皇子神社は国指定の天然記念物で、標高60Mの円錐型丘陵の中腹にあり、地元では権現山とも言われています。社叢のほぼ全てがウバメガシで覆われ、その他クロマツ、ヤマモモ等が混じり、又イブキも多く、イブキは北側海岸付近の崖地上に群落を作っており、これは我が国希有の自生地です。
- 徒歩 1分
- 3狛犬
鳥居をくぐり100段あまりの石段を50mほど登ると権現山の中腹に皇子権現神社のお社があり、その前には文政7年(1824年)に奉納された古い狛犬が鎮座しています。大阪から来た浪花狛犬は柔らかい砂岩製が多い中、権現山の狛犬は堅い花崗岩でできており、どんぐり眼に団子鼻、彫は浅いが扇型の尾を特徴としています。脱力感のあるコアラのような顔は現代にも通じる可愛らしさがあり、大らかな庶民の時代を現しています。狛犬の寄進者の一人、網元であったと言われている「浜七」の名は神浦バス停前の庚申の石碑の裏側にも刻まれています。ぜひ探してみてください。
- 徒歩 3分
- 4押し込みの船
道路事情がよくなかった昔、池田秋祭りには三都半島の南蒲野、吉野、神浦の3台の太鼓台が舟で運ばれる「押し込み」をしていましたが、現在は神浦だけになっています。舟先に立つ二人の踊り子が踊りながら舟を浜に乗り上げることから「踊りこみ」とも言われています。この「押し込み」は昭和62年12月、小豆島町の無形民俗文化財に指定されており、コースでは展示されている船がご覧になられます。実際の「押し込み」の様子を見られたい方は、ぜひ池田秋祭りにお越しください。